精選版 日本国語大辞典 「高高」の意味・読み・例文・類語
たか‐だか【高高】
[1] 〘形動〙 (古くは「たかたか」) つまさき立ち、背のびするようにして心待ちにするさま。ひどく待ちこがれるさま。
[2] 〘副〙
① (多く「と」を伴って用いる) 目立って高いさま。非常に高いさま。
※今昔(1120頃か)一九「僧、男の昇る後(しりへ)に昇るに、すずろに高々と被昇る」
② (多く「と」を伴って用いる) 声大きくいうさま。声が高くすみとおって、遠くまで聞こえるさま。
※夜の寝覚(1045‐68頃)二「たかだかとうち笑ひうち笑ひし給ふにほひ」
※浮世草子・傾城禁短気(1711)六「高高(タカダカ)で銀壱両、五匁迄ではござるまい」
[3] 〘名〙 かなりの額。数量の多いこと。
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