本の(読み)ほんの

精選版 日本国語大辞典 「本の」の意味・読み・例文・類語

ほん‐の【本の】

[1] 〘連語〙 ⇒ほん(本)(一)⑤
[2] 〘連体〙 下の語に限定される意を強めて、まさにそれだけ、の意で用いる。まったくわずかの。ちょっとした。
※雑俳・柳多留‐一九(1784)「本(ほン)の御つき合にてぜげんの泪」

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デジタル大辞泉 「本の」の意味・読み・例文・類語

ほん‐の【本の】

[連体]次にくる言葉が取るに足りないものであることを表す語。まったくわずかの。「本の一つ」「本の名ばかり」「本の少ししかない」
[類語]ただたったたかがたかだかせいぜいほのかささやかわずか幾ばく微塵みじん些細ささいまばらいささかあるかなきかちょっと一縷いちる一抹少し心ばかりしるしばかり形ばかり少ない少少いくらかいくぶんややちとちっとちょっぴりなけなし若干心持ち気持ち多少二三少数少量僅僅きんきん数えるほど少なめ軽少軽微微弱微少僅少きんしょう些少さしょう最少微量ちびちびひとつまみひと握りすずめの涙ちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんぼり爪のあか寸毫すんごうプチ末梢的二次的二義的副次的瑣末さまつ枝葉枝葉末節些事さじ細事小事細かい細細しい煩瑣はんさ瑣瑣ささ区区ちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる些些ささ末節無駄事雑事微微つまらない無意味下らない問題外部分的派生的卑小眇眇びょうびょうよし無いトリビアル

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