御酒(読み)ごしゅ

精選版 日本国語大辞典 「御酒」の意味・読み・例文・類語

ご‐しゅ【御酒】

〘名〙 (「ご」は接頭語) 飲む人、また、下さる人を敬って、その酒をいう語。おさけ。みき
※田中本義経記(室町中か)二「御しゅをすすめ奉れども」

お‐ささ【御酒】

〘名〙 (「お」は接頭語) 酒をいう、女性語

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デジタル大辞泉 「御酒」の意味・読み・例文・類語

ご‐しゅ【御酒】

飲む人や下さる人を敬って、その酒をいう語。おさけ。みき。「御酒をいただく」
[類語]酒類さけるい酒類しゅるい般若湯アルコールお神酒銘酒美酒原酒地酒忘憂の物醸造酒蒸留酒混成酒合成酒日本酒清酒濁酒どぶろく濁り酒生酒新酒古酒樽酒純米酒灘の生一本本醸造酒吟醸酒大吟醸冷や卸し屠蘇とそ甘露酒卵酒白酒甘酒焼酎泡盛ビール葡萄酒ワインウイスキーブランデーウオツカラムテキーラジン焼酎リキュール果実酒梅酒薬酒やくしゅみりん白酒しろざけ紹興酒ラオチューマオタイチューカクテルサワージントニックジンフィーズカイピリーニャマティーニ

み‐き【酒/神酒】

酒の美称。特に、神に供える酒。おみき。

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事典 日本の大学ブランド商品 「御酒」の解説

御酒

飲料(酒類)]
東京大学(東京都文京区)の大学ブランド。
琉球王朝末期から継承されたといわれる泡盛。1935(昭和10)年、発酵学者の故・坂口謹一郎東京大学名誉教授が沖縄で黒麹菌を採取。1945(昭和20)年、沖縄戦によって戦前の菌はすべて失われたが、1998(平成10)年、農学部分子細胞生物学研究所のコレクションに、坂口教授の採取した瑞泉菌が真空保存されていると判明、同研究所での培養分離が開始された。1999(平成11)年、「幻の菌」は沖縄の首里に戻り、培養・酒造が開始されて瑞泉酒造(沖縄県那覇市)から6月に復活した。油分や不純物はすべて取り除いているため、まろやかで澄み切った味わいと芳醇な香りが特徴。価格は、陶器ボトル(720ml)4200円、ミニボトル(300ml)1995円、限定品の熟成古酒(720ml)は、2万1000円(すべて税込)。東京大学コミュニケーションセンター取り扱い。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

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普及版 字通 「御酒」の読み・字形・画数・意味

【御酒】ぎよしゆ

賜酒

字通「御」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

飲み物がわかる辞典 「御酒」の解説

ごしゅ【御酒】


「酒」の丁寧語

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

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