雨模様(読み)アメモヨウ

デジタル大辞泉 「雨模様」の意味・読み・例文・類語

あめ‐もよう〔‐モヤウ〕【雨模様】

雨の降りそうな空の様子。あまもよう。「雨模様の雲」
雨が降っているらしい様子。あまもよう。「山間部は雨模様らしい」
[補説]1が本来の意味。2は新しい意味で、近年はさらに「現に雨が降っている」意にも使う。
文化庁が発表した平成22年度「国語に関する世論調査」では、「外は雨模様だ」を、「雨が降りそうな様子」の意味で使う人が43.3パーセント、「小雨が降ったりやんだりしている様子」の意味で使う人が47.5パーセントという結果が出ている。
[類語]雨催い雨天荒天悪天雨空梅雨空雨降り遣らずの雨降雨一雨お湿り慈雨山雨小雨涙雨微雨細雨煙雨霧雨糠雨小糠雨大雨・どか雨・篠突く雨風雨暴風雨豪雨強雨雷雨にわか雨通り雨村雨驟雨夕立白雨スコール照り降り雨日照り雨天気雨狐の嫁入り春雨はるさめ春雨しゅんう卯の花腐し五月雨さみだれ五月雨さつきあめ地雨長雨淫雨霖雨涼雨秋霖秋雨時雨初時雨村時雨氷雨冷雨雨氷酸性雨

あま‐もよう〔‐モヤウ〕【雨模様】

あめもよう」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雨模様」の意味・読み・例文・類語

あめ‐もよう ‥モヤウ【雨模様】

〘名〙 雨が降りだしそうなようす。あまもよう。雨催(あまもよい)
※朱雀日記(1912)〈谷崎潤一郎〉嵯峨野「雨模様の空が鼠色に曇って」

あま‐もよう ‥モヤウ【雨模様】

※花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉上「今宵は殊更雨模様(アマモヤウ)にて、天色暗く」

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