精選版 日本国語大辞典 「大雨」の意味・読み・例文・類語
たい‐う【大雨】
※羅葡日辞書(1595)「Procellosus〈略〉タイフウ、taivno(タイウノ) シゲキ トコロ、または taiv(タイウ) ヲ シゲク サスル モノ」 〔春秋左伝‐隠公九年〕
ひち‐さめ【大雨】
〘名〙 (「ひち」は「ひつ(漬)」の連用形か。「ひぢさめ」とも) びっしょり濡れる雨。おおあめ。また、冷たい雨。ひさめ。ひため。
※書紀(720)崇峻即位前(図書寮本訓)「雷鳴り大雨(ヒチサメふ)る」
ひため【大雨】
〘名〙 「ひちさめ(大雨)」の変化した語。
※書紀(720)垂仁五年一〇月(北野本訓)「復大雨(ひさめ)(〈別訓〉ヒタメ 私)、狭穂より、発(ふ)り来(き)て」
おお‐あめ おほ‥【大雨】
〘名〙 ひどく大量に降る雨。豪雨。「大雨洪水注意報」
※和泉式部集(11C中)上「おほあめのあした、宵はいかがと宮よりある御返事」
ひじ‐さめ ひぢ‥【大雨】
〘名〙 ⇒ひちさめ(大雨)
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