花間鶯(読み)カカンオウ

デジタル大辞泉 「花間鶯」の意味・読み・例文・類語

かかんおう〔クワカンアウ〕【花間鶯】

末広鉄腸による政治小説。「雪中梅」の続編。明治20年(1887)、明治21年(1888)に上下2巻で刊行

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精選版 日本国語大辞典 「花間鶯」の意味・読み・例文・類語

かかんおう クヮカンアウ【花間鶯】

小説。末広鉄腸作。明治二〇~二一年(一八八七‐八八)刊。「雪中梅」の続編政治小説で、富永お春と結婚した青年志士国野基が、日本立憲政治の基礎作りに力を尽くす姿を描く。

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旺文社日本史事典 三訂版 「花間鶯」の解説

花間鶯
かかんおう

明治中期,末広鉄腸の政治小説
1887〜88年刊。『雪中梅』の続編。青年政治家国野基 (もとい) が反対派と対立して,さまざまの苦闘の末,政界に乗り出し,その属する自由党総選挙に大勝するという筋。

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