心血を注ぐ(読み)シンケツヲソソグ

デジタル大辞泉 「心血を注ぐ」の意味・読み・例文・類語

心血しんけつそそ・ぐ

心身の力のありったけを尽くして行う。「―・いだ作品」
[補説]文化庁が発表した平成19年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「心血注ぐ」を使う人が64.6パーセント、本来の言い方ではない「心血を傾ける」を使う人が13.3パーセントという結果が出ている。
[類語]専心打ち込む専念没頭没入傾注没我熱中夢中熱心鋭意無我夢中背水の陣緊褌きんこん一番凝る耽る浸る骨折る骨を折る根を詰める目の色を変える手を尽くす身を投ずる身を挺する体を張る明け暮れるひたすらいちずひたむき一筋ただただただ専一ひとえに一心一念一路一散一目散一直線一本槍一点張り一辺倒一意専心営営せっせ遮二無二無二無三がむしゃら一心不乱脇目も振らずまっしぐらしゃかりきしゃにむに無心粉骨砕身直線的傾倒猪突猛進ストレート我を忘れる身を入れる身を砕く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心血を注ぐ」の意味・読み・例文・類語

しんけつ【心血】 を 注(そそ)

全精神、全肉体をこめて物事を行なう。心身のありったけを尽くして物事にあたる。
※嚼氷冷語(1899)〈内田魯庵〉「亡国せんとするやうな場合が即ち詩人が満腔の心血(シンケツ)を注(ソソ)ぐべき時であるのだ」

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