我を忘れる(読み)われをわすれる

精選版 日本国語大辞典 「我を忘れる」の意味・読み・例文・類語

われ【我】 を 忘(わす)れる

① あることに夢中になって自分存在を忘れる。また、他のことへの配慮をしなくなる。興奮して理性を失う。恍惚となる。
菟玖波集(1356)春「思はぬかたに宿をこそとへ 花にゆく心や我を忘るらん救済〉」
② 自分を顧みないで他人のことを批判する。
浮世草子御前義経記(1700)六「女郎に銀つりかへてあふなどまだるい事ぢゃと、我をわするるなど猿の尻笑ひぞかし」

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デジタル大辞泉 「我を忘れる」の意味・読み・例文・類語

われわす・れる

物事に心を奪われてぼんやりする。興奮して理性を失う。「―・れて夢中になる」
[類語]ひたすらいちずひたむき一筋ただただただ専一ひとえに一心一念一路一散一目散一直線一本槍一点張り一辺倒一意専心営営せっせ遮二無二無二無三がむしゃら一心不乱脇目も振らずまっしぐらしゃかりきしゃにむに無心粉骨砕身無我夢中熱中夢中直線的専心専念没入没頭没我傾注傾倒猪突猛進ストレートこんを詰める身を入れる身を砕く心血を注ぐ

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