デジタル大辞泉
「一心不乱」の意味・読み・例文・類語
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いっしん‐ふらん【一心不乱】
〘名〙 (形動) (
中世は「いっしんぷらん」とも。古くは、
雑念を捨て心を一つにして仏に帰依する意の
仏語) ただ一つのことに心を集中して、他のことに
注意を奪われないでいるさま。
※観智院本三宝絵(984)下「
阿彌陀経 云〈略〉阿みだ仏の
名号を聞持ちて、若一日、若二日、若三日乃至七日一心不乱、
臨終の時に心顛倒せずして」
※
ロザリオの経(1623)三「ixxinpurãni
(イッシンプランニ) Oracio ヲ ツトメン タメニ」 〔阿彌陀経〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
一心不乱
ただ一つのことに心を集中して、他のことに注意を奪われないでいる様子。
[活用] ―な・―に。
[使用例] 中国全体が六億火の玉、国造りに一心不乱のようであった。北京を貫通する縦横の大道路。大病院。大ホテル[檀一雄*火宅の人|1975]
[使用例] 尊い僧正、帝の老いた乳母たち、彼女ら侍女たちは声を惜しまず、あたまから黒い煙が出るまで一心不乱に読経し、お祈りをし、仏におすがりして[田辺聖子*文車日記|1974]
[解説] 中世は「いっしんぷらん」ともいいました。古くは、雑念を捨て心を一つにして仏に帰依する意の仏教語。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報