デジタル大辞泉
「丸丸」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
まる‐まる【丸丸】
[1] 〘名〙
① 二重の圏点。二重丸。◎
② 圏点を二つ以上連ねたもの。〇〇
※宝鏡寺日記‐承応二年(1653)六月二六日「れいせう院とのよりまるまるしん上」
[2] 〘副〙
① (「と」を伴って用いることもある) いかにも丸く見えるさまを表わす語。
※両足院本山谷抄(1500頃)一六「まるまるとしてぬらりまんかんななりぞ」
※兎(1972)〈
金井美恵子〉「
小屋から丸々太った兎を一匹選り出して」
② ある
範囲に全面的に事柄・事態の及ぶさまを表わす語。すっかり。
※俳諧・七番日記‐文化一五年(1818)三月「茅の輪から丸々見ゆる淡ぢ島」
③ 完全にその状態であるさまを強調する語。全く。全然。
まろ‐まろ【丸丸】
〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① いかにも丸いさまを表わす語。まるまる。
※
入木抄(1352)「筆を取事〈略〉筆をよくとりて、手つきはまろまろとしてよく候也」
② いかにも、物の
性質が柔らかい感じであるさま、
人柄が円満であるさまを表わす語。
※胡琴教録(13C初)上「まろまろと
撥音うつくしくひくべしと」
まるまる‐し・い【丸丸】
〘形口〙 まるまるとしたさまである。
※お信地蔵(1925)〈
川端康成〉「円々
(マルマル)しい全身のどこにも
力点といふものがない」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「丸丸」の読み・字形・画数・意味
【丸丸】がんがん(ぐわんぐわん)
まっすぐ。挺直のさま。〔詩、商頌、殷武〕彼の景山に陟(のぼ)れば 柏丸丸たり字通「丸」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報