恰幅(読み)かっぷく

精選版 日本国語大辞典 「恰幅」の意味・読み・例文・類語

かっ‐ぷく【恰幅】

〘名〙 肉づきを主にしてみた場合のからだのかっこう。かっぽく。かっぽこ。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)三「お前さんは宜(いい)御肉合(カップク)御座(ぜ)へやすねへ」

かっ‐ぽこ【恰幅】

浄瑠璃・曾我五人兄弟(1699頃)五「お手まへは弁舌といひ、よいかっぽこにて、あさましいすぎはひを召るるはせうし千万」

かっ‐ぽく【恰幅】

評判記役者口三味線(1699)京「いづれも敵がたの一通りよくなさるる。第一かっほくあくにんがたによし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「恰幅」の意味・読み・例文・類語

かっ‐ぷく【×恰幅】

肉づきや押し出しから見た、からだの格好や姿。からだつき。「恰幅のいい紳士」
[類語]体つき体格体躯背恰好筋骨肉付き肥満でぶでぶっちょ小太り太りじし太っちょ横太り中年太り水太り酒太り脂肪太り固太り着太り鮟鱇あんこでっぷりぶくぶくぶよぶよ丸丸ころころぽってりぽっちゃりぽちゃぽちゃふっくらふくよか豊満グラマーむっちりむちむち肥える太る福福しいふくらかもちもち丸ぽちゃぼってりでぶでぶずんぐりずんぐりむっくり布袋ほてい太鼓腹寸胴ずんどう太め三段腹段腹ビヤ樽

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android