万事(読み)バンジ

デジタル大辞泉 「万事」の意味・読み・例文・類語

ばん‐じ【万事】

すべてのこと。あらゆること。「万事を人に任せる」「万事うまくいっている」「一事万事
[類語]一切一切合切有りたけ有りったけすべて残らず洗いざらいくまなく根こそぎ虱潰し何もかもことごとくなべて悉皆しっかい余すところなく漏れなく逐一ちくいちすっかりそっくり一から十まであまねく満遍ない丸ごとごっそりすっぽりいちいち細大漏らさず何でもかんでも根掘り葉掘りそっくりそのまま全部徹頭徹尾残り無く通じて総じてつぶさにこぞって丸丸身ぐるみ全一ぜんいつ全的全面的軒並み一通り一渡りごそっと一つ一つおよ有りと有る有りとあらゆる全容全貌おんぶにだっこオールラウンドすることなすこと何から何まで一部始終全体裏表網羅丸きり丸っきりあるがまま一揃ひとそろ一式十把ひとからげひとまとめ総なめ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「万事」の意味・読み・例文・類語

ばん‐じ【万事】

〘名〙
① すべてのこと。あらゆること。
※十七箇条憲法(604)「九曰。信是義本。毎事有信。其善悪成敗。要在于信。群臣共無信。万事悉敗」
今昔(1120頃か)四「万事、人に勝れたり」 〔史記‐淳于髠伝〕
※浮世草子・椀久二世(1691)上「此夏西瓜に今当(あて)られ万事の枕なり」

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普及版 字通 「万事」の読み・字形・画数・意味

【万事】ばんじ

すべてのこと。〔宋史南高氏世家〕初め保(ほきよく)保に在りしとき、(父)從誨、獨り鍾愛す。故に或いは怒するときは、之れを見て必ず釋然として笑ふ。人目(なづ)けて事休すと爲す。

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