ぼってり(読み)ボッテリ

デジタル大辞泉 「ぼってり」の意味・読み・例文・類語

ぼってり

[副](スル)
肉付きの豊かなさま。「ぼってり(と)したほお」
大きくふくらんで重そうに感じられるさま。「着ぶくれてぼってり(と)したからだ」
厚ぼったく盛り上がっているさま。「ぼってり(と)墨を含んだ筆」
[類語](1ぽってり肥満でぶでぶっちょ小太り太りじし太っちょ横太り中年太り水太り酒太り脂肪太り固太り着太り鮟鱇あんこでっぷりぶくぶくぶよぶよ丸丸ころころぽっちゃりぽちゃぽちゃふっくらふくよか豊満グラマー恰幅かっぷくむっちりむちむち福福しいふくらかもちもち丸ぽちゃ肥える太るでぶでぶずんぐりずんぐりむっくり布袋ほてい太鼓腹寸胴ずんどう太め三段腹段腹ビヤ樽

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精選版 日本国語大辞典 「ぼってり」の意味・読み・例文・類語

ぼってり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 肉付きの豊かなさまを表わす語。
和英語林集成初版)(1867)「Botterito(ボッテリト) フトッテイル」
② 物がふくらんでいるさま、特に、腹の出っぱるさまを表わす語。ぽってり。
※俳諧・玉海集(1656)追加「貧なるか親の手前をははかりぬ をそく嫁しても腹はほってり〈貞室〉」
厚みと重味のあるさまを表わす語。ぽってり。
青年(1910‐11)〈森鴎外二三「印刷インクがぼってりとにじんでゐて」

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