ほんのり(読み)ホンノリ

デジタル大辞泉 「ほんのり」の意味・読み・例文・類語

ほんのり

[副]色・香・姿などが、かすかなさま。うっすら。ほのかに。「頰をほんのり(と)赤める」「ほんのり(と)した梅の香り」
[類語]かすかほのかうっすらおぼろげうすうす淡いよう杳杳ようようようとして暗い薄暗いほの暗い小暗い暗い小暗がり手暗がり真っ暗暗然冥冥漠然ぼんやりぼうっとぼうとぼやっと不鮮明もやもや霞むそこはかとない何となく何とはなしどことなくそれとなしに心なしなんだかなにかしら思いなしか見えにくい陰る曇るおぼろかき曇るぼやけるぼけるかすれる朦朧もうろうどろん不透明ほの見えるしょぼつくしょぼしょぼ茫茫ぼうぼう不可視

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精選版 日本国語大辞典 「ほんのり」の意味・読み・例文・類語

ほんのり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 形、色、香りなどがかすかに現われるさまを表わす語。うっすら。
浄瑠璃・聖徳太子絵伝記(1717)二「恥しげに赤らむ顔のほんのりは、霞に虹の如く也」
② 夜が明けはじめるさまを表わす語。ほのぼの。
狂歌吾吟我集(1649)九「ふくろうの声よりほほんほんのりと月の桂の木ずゑ明ゆく」

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デジタル大辞泉プラス 「ほんのり」の解説

ほんのり

新潟県新発田市にある菓子店・寿堂と酒造メーカー・市島酒造が共同で開発した和菓子大吟醸酒粕を使用した寒氷(かんごおり)(半生菓子一種)。

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