精選版 日本国語大辞典 「ぼんやり」の意味・読み・例文・類語
ぼんやり
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
② 事柄があいまいではっきりしないさまを表わす語。
※俳諧・古学截断字論(1834)上「老俳にも初心にも只ぼんやりとしてはきと分らず」
③ 元気のないさま、また気持が集中していないさまを表わす語。
※和英語林集成(初版)(1867)「Bonyari(ボンヤリ) シタ ヒト」
④ 気のきかないさま、間が抜けているさまを表わす語。
[2] 〘名〙
① 呆然としていたり、うかつであったりする状態。
② 利発でない人。気のきかない人。
※多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「お類も決して遅鈍(ボンヤリ)の方ではなかった」
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