デジタル大辞泉
「生来」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
せい‐らい【生来】
〘名〙 (副詞的にも用いる)
① 生まれたときからの性質や能力。また、生まれつき。性来。しょうらい。
※
安愚楽鍋(1871‐72)〈
仮名垣魯文〉二「しぜんとこわらしくもっともいかつきせいらいなり」
② 生まれてこのかた。生まれて以来。生まれた時から。
※
経国集(827)一一・老翁吟〈
嵯峨天皇〉「世有
二不羈一老翁
一、生来無
レ意
レ羨
二王公
一」 〔李賀‐啁少年詩〕
③ この世に生まれてくること。
※清原国賢書写本荘子抄(1530)七「生来を積とす。
死去を散とす」
うまれ‐・くる【生来】
〘自カ変〙 うまれ・く 〘自カ変〙 この世に生まれてくる。
※
有明の別(12C後)上「あらぬ世にむまれきたらん心ちのみして」
しょう‐らい シャウ‥【生来】
〘名〙 (副詞的にも用いる) 生まれつき。もともとの性質。持って生まれた
たち。性来。
性分。生得。また、生まれて以来。生まれてこのかた。せいらい。〔いろは字(1559)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「生来」の読み・字形・画数・意味
【生来】せいらい
生まれてからこのかた。宋・陸游〔漁翁〕詩 恨むらくは、渠(かれ)生來書を讀まず 江山此(かく)の如きも、一句無し字通「生」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報