精選版 日本国語大辞典 「年来」の意味・読み・例文・類語
ねん‐らい【年来】
〘名〙
① 数年以来。ここ数年。としごろ。ながねん。
※将門記(940頃か)「年来恪
公務」

② (「年来(としごろ)」の音読み) 見た目や声の調子などから推測される年齢のほど。およその年かっこう。
※仮名草子・恨の介(1609‐17頃)上「上臈の御姿を見てあれば、ねんらいならば、十五か六と見え給ふが」
③ 長い経験をつんでいること。場数を多く踏んでいること。
※洒落本・公大無多言(1781)「見た所がおめへもよほどなねんらいと見へるが」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報