デジタル大辞泉
「在来」の意味・読み・例文・類語
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あり‐きたり【在来】
〘名〙 (形動)
①
もとからあること。もとのまま。今までどおり。従来。在来。
② (転じて) 今までどおりで、少しもめずらしくないこと。ごくありふれていること。型どおりで陳腐なこと。また、そのさま。
あり‐きた・る【在来】
〘自ラ四〙 昔から現在まで存在する。今までどおり変わらないである。もとのままである。古くから伝えられて残っている。
※蜷川文書‐一四集・永祿
一一年(1568)八月吉日「対
二三郎衛門尉
一、礼節以下儀、可
レ為
レ如
二有来
一事」
※
小説神髄(1885‐86)〈
坪内逍遙〉下「在来
(アリキタ)りたる艸冊子は専ら童幼婦女子ばらの
玩具(もてあそび)ぐさに供せしもの」
ざい‐らい【在来】
〘名〙 今までふつうにあったこと。これまでどおり。ありきたり。従前。
※
新加制式(1562‐73)一五条「如
二在来
一土貢可
二収納
一」
※門(1910)〈
夏目漱石〉一一「
御米が在来
(ザイライ)よりどれ程力めてゐるかが能く解った」
あり‐・く【在来】
〘自カ変〙 (その
状態で)ずっと存続してきている。また、(その状態が)ずっと存続し経過している。
※
書紀(720)雄略九年五月(前田本訓)「又、汝大伴卿
(まふちぎみ)、紀卿等と、同じ国近き隣の人にして、
由来(アリクルこと)尚
(ひさ)し」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「在来」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報