天稟(読み)てんぴん

精選版 日本国語大辞典 「天稟」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぴん【天稟】

〘名〙 (天から稟(う)けるの意) 生まれつきの性質才能。生得。天資。天性てんりん
性霊集‐三(835頃)和尚中寿感興詩「任其天稟、昼夜安楽者、誠是堯日之力也」
史記抄(1477)一九「性の善なる者は自然に天稟で道に因るぞ」 〔宋史‐温益伝〕

てん‐りん【天稟】

暑中休暇(1892)〈巖谷小波〉二「天禀(テンリン)と云ふものは、さて恐ろしいものだ」

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デジタル大辞泉 「天稟」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぴん【天×稟】

生まれつきの才能。天性。てんりん。「天稟を発揮する」「天稟画才
[類語]生得的本有的本性ほんしょう根っから持って生まれた生まれ付き生まれながら生来先天的生得天賦天性天分天資稟性

てん‐りん【天×稟】

てんぴん(天稟)

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普及版 字通 「天稟」の読み・字形・画数・意味

【天稟】てんぴん

天賦。

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