精選版 日本国語大辞典 「生得」の意味・読み・例文・類語
しょう‐とく シャウ‥【生得】
〘名〙 (生まれながらに得たものの意)
① 生まれつき。天性。せいとく。
※吾妻鏡‐文治三年(1187)八月一五日「盛澄為二生得達者一、押直兮射レ之」
② (副詞的に用いて) もともと。もとより。元来。
※洒落本・南品あやつり(1791)「此客正とく此女郎にのびてゐる故、何をいってものろくしてゐる」
せい‐とく【生得】
〘名〙
① 生きたまま、手に入れること。いけどり。〔春秋左伝‐昭公二九年〕
② 生まれつき。性得。しょうとく。
うまれ‐・える【生得】
※滑稽本・古朽木(1780)二「此二つのものは、人々自然の生れ得たる所にして、求めても得がたかるべし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報