精選版 日本国語大辞典 「天性」の意味・読み・例文・類語
てん‐せい【天性】
(古くは「てんぜい」とも)
[1] 〘名〙 天から授かった性質。生まれつき。また、天然自然のなりゆき。生得。天資。てんしょう。
※懐風藻(751)大友皇子伝「太子天性明悟、雅愛二博古一」
※今昔(1120頃か)一六「弁宗と云ふ僧住けり。天性弁(わきま)へ有て」 〔書経‐西伯戡黎〕
[2] 〘副〙 まったく。
※毎月抄(1219)「天性病にをかされぬほどの哥になりぬれば」
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