偶さか(読み)タマサカ

デジタル大辞泉 「偶さか」の意味・読み・例文・類語

たま‐さか【偶さか/適さか】

[副](「に」を伴っても用いる)
思いがけないさま。偶然であるさま。たまたま。「―めぐりあった好機」「―に旧友と出会う」「―の来客
機会が数少ないさま。まれに。たまに。「―郷里に帰ることもある」「―の休日
[形動ナリ]
まれであるさま。
「通ふ人もいと―なり」〈手習
めったにないと思われるさま。ひょっとしてそうなるさま。万一
「もし天竺てんぢくに―に持て渡りなば」〈竹取
[類語]偶然たまたまひょっこり臨時随時不時不定期折に触れて当座時には時として往往時時ときどき時折折折時たま間間折節散発間欠周期的とかく時にたまややもすればともすると得てしてなにかにつけ何かと言えばもし仮にたとえもしかよしんばたといよしやもしも万一万一ばんいち万が一万万一もしやもしかしたらもしかするとひょっとするとひょっとしたらひょっとしてあるいはもしかしてどうかすると下手すると一つ間違えばあわよくばまかり間違うよもやまさか万万ばんばん夢かうつつ図らずもはしなくはしなくも思いがけず思いも寄らない思いのほか心外突然唐突案に相違する意表を突く意表予想外意想外ゆくりなくまぐれひょんなひょっとゆくりなし我にもなく期せずして悪くすると事と次第による事によるともしくははたまたないしかも知れない思わず思わず知らず我知らず知らず知らず折もあろうに折悪しく慮外存外望外

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