精選版 日本国語大辞典 「かり」の意味・読み・例文・類語
かり
(形容詞、または、形容詞型活用の助動詞「べし」「まじ」などの連用形語尾「く」に、ラ変動詞「あり」が付いて融合したもの) 形容詞、または、助動詞の活用形の一部として扱われるが、カリ活用の形容動詞としたり、形容詞と助動詞「あり」とに分析したりする扱いかたもある。
※伊勢物語(10C前)六「女のえ得(う)まじかりけるを、年を経てよばひわたりけるを」
かり
〘助動〙 助動詞「けり」の上代東国方言。
※万葉(8C後)二〇・四三八八「旅と云(へ)ど真旅になりぬ家の妹(も)が着せし衣に垢(あか)付きに迦理(カリ)」
かり
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報