随時(読み)ずいじ

精選版 日本国語大辞典 「随時」の意味・読み・例文・類語

ずい‐じ【随時】

〘名〙
① 時にしたがうこと。その時の条件にしたがうこと。臨機
西宮記(969頃)八「私遊宴事。夫於律遊者用平調、於呂遊者用双調、至于他調随時用之」
商法(1899)二三五条「臨時総会は必要ある場合に随時之を招集す」 〔易経‐随卦〕
② その時々。多く副詞的に用いる。
※彼の歩んだ道(1965)〈末川博〉まえがき「二十五年間の思い出を随時に書きためたのをまとめたものであるから」

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デジタル大辞泉 「随時」の意味・読み・例文・類語

ずい‐じ【随時】

[副]
適宜な時に行うさま。その時々。「随時巡回する」
日時制限のないさま。好きな時にいつでも。「随時入院することができる」
[類語]臨時不時不定期折に触れて当座時には時として往往たまたまたまさか時時ときどき時折折折時たま間間折節散発間欠周期的とかく時にたまややもすればともすると得てしてなにかにつけ何かと言えば

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普及版 字通 「随時」の読み・字形・画数・意味

【随時】ずいじ

時宜に応じる。〔国語、越語下〕夫(そ)れ人は時に隨ひて以て行ふ。是れを時を守ると謂ふ。天時作(おこ)らざれば、人の客と爲らず。人事らざれば、之れが始めと爲らず。

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