デジタル大辞泉
「大蛇」の意味・読み・例文・類語
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おろ‐ち をろ‥【大蛇】
[1] 〘名〙 (「ち」は霊威、霊威あるものの意) 非常に大きなへび。だいじゃ。うわばみ。
※
古事記(712)上「是の
高志の八俣
(やまた)の遠呂智
(ヲロチ)」
[2] 謡曲。五番目物。宝生・金剛・喜多流。観世小次郎信光作。「古事記」「
日本書紀」による。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の
八岐大蛇(やまたのおろち)退治を脚色。
だい‐じゃ【大蛇】
〘名〙 大きなへび。おろち。うわばみ。
※
古事談(1212‐15頃)五「敵大蛇引
二卒若干之眷属
一来臨」
はは【大蛇】
〘名〙 (「はば」とも) だいじゃ。おろち。
※
古語拾遺(807)「素戔嗚神、〈略〉天十握劔〈其名、天羽斬。今、
石上神宮に在り。
古語に大蛇、之を羽々
(ハハ)と謂ふ。蛇を斬ると言ふなり〉を以て八岐の大蛇を斬りたまふ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
大蛇
だいじやぐら
牛石ヶ原の南西方、大台ヶ原山南斜面の岩山。頂上から東ノ川の深谷まで標高差約一千メートル、岩稜が階段状をなして落込んでいる。大峰と東ノ川の展望がよく、大台ヶ原第一の展望台といわれる。「登大台山記」に「大禿の側に白壊といふ山の壊崩して、横八町、長さ一里の直立の絶壁あり。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報