穹窿(読み)キュウリュウ

デジタル大辞泉 「穹窿」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐りゅう【××窿】

弓形に見える天空大空蒼穹そうきゅう
弓形または半球状のもの。
円みをつけた天井ボールトドームの類。
[類語]天空天穹てんきゅう蒼穹そうきゅう太虚たいきょ上天天球青空青天井ちゅうくう空中虚空こくう中空ちゅうくう中天上空大空高空低空

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「穹窿」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐りゅう【穹窿】

〘名〙 (中央が高く弓形をなす意)
① 弓形に見える大空。天空。蒼穹(そうきゅう)
※星巖集‐丙集(1837)夷白盦集二・憑高望関中形勢「天勢穹窿囲大野、人煙匝繞重城」 〔周必大‐寄題高仲一虁殿撰詩〕
② 弓形をしたもの。多く、建造物についていう。アーチ形。穹窿形
※土井本周易抄(1477)一「天の形は穹窿、そりまがると云形ぞ」
即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉隧道、ちご「聖セバスチヤノ寺の内なる穹窿の墓穴よりの入口と」 〔張衡‐西京賦〕
③ 弓形をした天井。丸天井。ドーム。
河童(1927)〈芥川龍之介一四「ゴシック風の穹窿(キュウリュウ)アラビアじみた市松模様の床」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「穹窿」の読み・字形・画数・意味

【穹窿】きゆうりゆう

天井が高いドーム形の室。梁・何〔七召、宮室〕複閣道)、耿介(かうかい)として雲になり 阿閣、穹窿として天漢)を仰ぐ

字通「穹」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

百科事典マイペディア 「穹窿」の意味・わかりやすい解説

穹窿【きゅうりゅう】

ボールト

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「穹窿」の意味・わかりやすい解説

穹窿
きゅうりゅう

ボールト

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「穹窿」の意味・わかりやすい解説

穹窿
きゅうりゅう

ボールト」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の穹窿の言及

【ボールト】より

…曲面の天井または屋根。穹窿(きゆうりゆう)ともいう。本来は土,煉瓦,石,コンクリートなどで造ったものをいうが,木,布,ガラス,合成樹脂,金属などの軽い材料で造ったものも一般にボールトと呼ぶ。…

※「穹窿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」