おじゃん(読み)オジャン

デジタル大辞泉 「おじゃん」の意味・読み・例文・類語

お‐じゃん

《昔、火事が鎮火したときに打った半鐘の一点打の音からという》物事中途でだめになること。「計画おじゃんになる」
[類語]駄目台無しふい無駄空中分解挫折くたびれもうけおしまいわやパンクぼつ余計余分蛇足だそく不必要不要不用無用無益あだいたずら徒労不毛無駄足無駄骨無駄骨折り骨折り損不経済二度手間無くもがなあらずもがな無にする無になる無に帰する水泡に帰する水の泡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「おじゃん」の意味・読み・例文・類語

お‐じゃん

〘名〙 (「じゃん」は駄目になる意の「じゃみ」の変化か) 物事が不成功に終わること。駄目(だめ)になること。
歌舞伎・伊勢平氏梅英幣(1820)序幕「七十両のあの金を、中間の市助が失うたと云ひ出して、ざっと相談、おぢゃんとなられた」

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