水泡に帰する(読み)スイホウニキスル

デジタル大辞泉 「水泡に帰する」の意味・読み・例文・類語

水泡すいほう・する

努力のかいもなく全くむだに終わる。「これまでの苦労が―・する」
[類語]無駄駄目台無しふいおじゃん空中分解挫折くたびれもうけおしまいわやパンクぼつ余計余分蛇足だそく不必要不要不用無用無益あだいたずら徒労不毛無駄足無駄骨無駄骨折り骨折り損不経済二度手間無くもがなあらずもがな無にする無になる無に帰する水の泡

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精選版 日本国語大辞典 「水泡に帰する」の意味・読み・例文・類語

すいほう【水泡】 に=帰(き)する[=属(ぞく)する]

努力したことがむだになる。無効に終わる。水のあわとなる。
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二三「冀望(きぼう)したりしが、今や悉く水泡(スヰハウ)に属せり」
地獄の花(1902)〈永井荷風一八「折角美しく保って来た其の労力が、水泡に帰した」

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