精選版 日本国語大辞典 「無益」の意味・読み・例文・類語
む‐やく【無益】
〘名〙 (形動) (「やく」は「益」の呉音)
① =むえき(無益)
※江談抄(1111頃)二「是討論以無益也云々」
※高野本平家(13C前)二「此謀反〈略〉無益(ムヤク)なりと思ふ心つきにけり」
② いまいましいこと。癪(しゃく)にさわること。また、そのさま。
③ =むやみ(無闇)②
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉四三「口も碌(ろく)にはきかぬ男の腹の中(うち)無益(ムヤク)にむづかしく」
む‐えき【無益】
むやく‐し【無益】
〘形シク〙 ⇒むやくしい(無益)
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