有無を言わせず(読み)ウムヲイワセズ

デジタル大辞泉 「有無を言わせず」の意味・読み・例文・類語

有無うむわせず

相手承知不承知にかかわりなく。無理やり。「有無を言わせず引きずり出す」
[類語]押し付けがましい恩着せがましい差し出がましい出る幕ではないお節介老婆心大きなお世話強圧的威圧的高圧的頭ごなし高飛車居丈高尊大横柄傲然高慢傲慢驕慢倨傲大風おおふう高姿勢権柄尽く・偉そう・口幅ったい僭越越権不遜態度が大きい傍若無人我が物顔空威張り無理遣り無理強いて敢えて努めてできるだけ極力なるたけなるべく可及的必ずきっと絶対是非何としてもどうしても何がなんでも是が非でも押してたってどうぞどうかくれぐれも願わくはなにとぞなんとかまげてひとつ必死誓っててっきり違いないはず決まってすなわち否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非とも無理算段無理無体無理押し無理強制的強引強気強行独断独断的理不尽強硬頑強問答無用強要力尽く力任せ腕尽くごり押し断固一刀両断否応無し頑として横紙破り横紙を破る腕力に訴える横車を押すねじ伏せる首に縄を付ける遠慮会釈もない遠慮押し通す押し付ける一方的豪腕

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「有無を言わせず」の意味・読み・例文・類語

うむ【有無】 を=言(い)わせず[=言(い)わさず]

承知、不承知の答えもさせない。いやおうなしに。むりやりに。うむない。
浄瑠璃新版歌祭文お染久松)(1780)長町「たため、たためと三人が、有無(ウム)を言さず引立つる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報