腕力(読み)わんりき

精選版 日本国語大辞典 「腕力」の意味・読み・例文・類語

わん‐りき【腕力】

古事談(1212‐15頃)三「処分は可腕力
※文明本節用集(室町中)「腕力 ワンリキ」

わん‐りょく【腕力】

〘名〙 うでの力。うでぢから。また、争いなどで、相手を力でねじ伏せるための肉体的な力。わんりき。
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三「官輩の如きは則ち君子之射也。己を正うして後ち発す。中らずと雖も亦た遠からず。娣豈に勇士の腕力に敵すべけんや」 〔范成大‐喜収知旧書復畏答書詩〕

うで‐ぢから【腕力】

〘名〙 腕の力。わんりょく。
※玉塵抄(1563)一四「此は酒の法をそむいた者をきりころさうどてぞ。いせいうで力らをみせう為なり」

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デジタル大辞泉 「腕力」の意味・読み・例文・類語

わん‐りょく【腕力】

うでのちから。また特に、相手を殴ったり、押さえつけたりする肉体的な力。「腕力が強い」「腕力に物を言わせる」
[類語]腕っ節実力地力底力学力実行力機動力注意力即戦力甲斐性フットワーク腕節うでぶし

うで‐ぢから【腕力】

腕の力。わんりょく。

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普及版 字通 「腕力」の読み・字形・画数・意味

【腕力】わんりよく

腕の力。筆力。宋・陸游歳首、事を書す〕詩 鬱壘(うつるい)(門神の像)自ら書して、腕力を誇る (とそ)至らず、人

字通「腕」の項目を見る

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