横紙を破る(読み)よこがみをやぶる

精選版 日本国語大辞典 「横紙を破る」の意味・読み・例文・類語

よこがみ【横紙】 を 破(やぶ・や)

(和紙は、すき目にそって縦に裂くと裂けやすいが、横に裂くと裂けにくい。それを、あえて破るというところから) 無理を押し通す。理不尽なことをする。横車を押す。横に車を押す。横紙を裂く。
平家(13C前)三「入道相国のさしもよこ紙をやられつるも、この人のなをしなだめられつればこそ、世もおだしかりつれ」

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デジタル大辞泉 「横紙を破る」の意味・読み・例文・類語

横紙よこがみやぶ・る

無理を押し通す。横紙破りをする。
「人の―・るになれば、さこそあれとて」〈義経記・六〉
[類語]無理遣り無理強いて敢えて努めてできるだけ極力なるたけなるべく可及的必ずきっと絶対是非何としてもどうしても何がなんでも是が非でも押してたってどうぞどうかくれぐれも願わくはなにとぞなんとかまげてひとつ必死誓っててっきり違いないはず決まってすなわち否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非とも無理算段無理無体無理押し無理強制的強引強気強行独断独断的理不尽強硬頑強問答無用強要力尽く力任せ腕尽くごり押し断固一刀両断横柄威圧的否応無し頑として横紙破り有無を言わせず腕力に訴える横車を押す押し付けがましいねじ伏せる首に縄を付ける遠慮会釈もない遠慮高圧的高飛車頭ごなし押し通す押し付ける一方的豪腕

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