(読み)しょ

精選版 日本国語大辞典 「庶」の意味・読み・例文・類語

しょ【庶】

〘名〙 正妻でない女性の子。妾(めかけ)の子。妾腹。
日本外史(1827)八「家兄庇其庶、吾則庇其嫡

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デジタル大辞泉 「庶」の意味・読み・例文・類語

しょ【庶】[漢字項目]

常用漢字] [音]ショ(呉)(漢) [訓]こいねがう
一般の人。もろびと。「庶民士庶衆庶
もろもろの。いろいろな。雑多な。「庶政庶務
正妻でない女性から生まれた子。「庶子庶出
こいねがう。「庶幾
[名のり]ちか・もり・もろ
難読庶幾こいねが

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【軍制】より

…また戦闘員相互の間のけんかは,平時においても両成敗とされた。さらに軍隊を支える役割を公的義務とされた農・工・商の庶民も私戦禁止の対象とされた。1588年の刀狩は,その手段である武器を奪うことによって私戦の能力を剝奪し,紛争を自力で解決できない政治的能力を欠いた被治者として庶民を位置づけるところに,そのねらいがあった。…

※「庶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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