精選版 日本国語大辞典 「字訓」の意味・読み・例文・類語
じ‐きん【字訓】
〘名〙
① 字を教えること。〔文明本節用集(室町中)〕
※日葡辞書(1603‐04)「Iiqin(ジキン)。ジヲ ヲシユル」
② =じくん(字訓)
※かた言(1650)一「此字訓(ジキン)に付て、説々侍るべけれど、先一儀を申さば」
じ‐くん【字訓】
〘名〙 日本語としての漢字の読みの一種。その字の意味にあたる日本語が、中国語を受けた読み方とは別の読み方として、固定したもの。じきん。訓。
※古活字本毛詩抄(17C前)一六「順がしたも字訓にちがうたぞ」
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