幾度(読み)イクド

デジタル大辞泉 「幾度」の意味・読み・例文・類語

いく‐ど【幾度】

どのくらいの回数何度。いくたび。「幾度読んでもおもしろい」「幾度となく注意する」
(「いくどか」の形で)若干の回数。何回。いくたび。「幾度かお会いしたことがある」
(「いくども」の形で)度数の多いこと。たびたび。いくたび。「幾度も足を運んだ」
[類語]たびたびよくしばしばちょくちょく往往ちょいちょいしきりしょっちゅう頻繁頻頻しげしげ足繁くあまたたび何度も再三再再再三再四再びまた重ねて再度又又又もまたもやまたぞろ懲りずまに二の舞性懲しょうこりもないてつを踏む前車のてつを踏むてつを踏む改めてまたしてもくれぐれくれぐれも返す返すよくよくとくととっくり重重重ね重ね幾重にも念入り二度と二度と再びくどくどうだうだぐだぐだくだくだたらたらああだこうだ四の五の四の五の言う

いく‐たび【幾度】

いくど」に同じ。「幾度しかられたことか」「失敗したことは幾度もある」

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精選版 日本国語大辞典 「幾度」の意味・読み・例文・類語

いく‐たび【幾度】

〘名〙 (副詞的に使われることが多い)
① どれほどの回数。何度。幾回
書紀(720)雄略元年三月(前田本訓)「然らば則ち一宵に幾廻(イクタヒ)喚しし乎(や)
② 何度も。たびたび。
史記抄(1477)九「いくたひせらるるも験もないに、又云へばかうせらるるぞ」

いくそ‐たび【幾度】

〘名〙 どれくらいの回数。何回。また、多くの回数。何度も。
伊勢物語(10C前)九二「蘆辺こぐ棚なし小舟(をぶね)いくそたび行きかへるらん知る人もなみ」

いく‐ど【幾度】

〘名〙 どれほどの度数。何回。また、多くの回数。
洒落本・南客先生文集(1779‐80)「文も幾度(イクド)かやりやす」

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普及版 字通 「幾度」の読み・字形・画数・意味

【幾度】いくたび

何度も。唐・杜甫〔裴施州に寄す〕詩 度か書を寄する、白鹽(州の地名、杜甫の居地)の北 我にる、羔裘(かうきう)

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