くどくど(読み)クドクド

デジタル大辞泉 「くどくど」の意味・読み・例文・類語

くど‐くど

[副]
しつこく繰り返して言うさま。「くどくど(と)小言を言う」
思い切りが悪いさま。
「やい太郎冠者、何を―して居るぞ」〈虎寛狂・靫猿
[類語](1うだうだぐだぐだくだくだぶつぶつぶうぶうぶつくさがたがたつべこべぐずぐずたらたらへどもどしどろもどろああだこうだ四の五の四の五の言うぼじゃぼじゃぼそぼそぼそっとぽつりぽつりぽつりひそひそちょろりぽろりもごもごもぐもぐぽつぽつささやくささやきつぶやくつぶやき/(2しぶといしつこいくどい執拗ねちっこいねつこいねついねちねちねっちり粘り強い押しが強い我慢強い根強い執念深い

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精選版 日本国語大辞典 「くどくど」の意味・読み・例文・類語

くど‐くど

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある。形容詞「くどし」の語幹を重ねた語)
① しつこく繰り返して言うさま、うるさく長々としゃべるさまを表わす語。
※古活字本荘子抄(1620頃)一「くどくどと云はば荘子の心では有まいぞ」
五重塔(1891‐92)〈幸田露伴〉二「門口に出で何やら諄々(クドクド)押問答せし末」
② 思いきりの悪いさまを表わす語。ぐずぐず。くよくよ。
※虎寛本狂言・靫猿(室町末‐近世初)「ヤイ太郎くじゃ、何をくどくどして居るぞ」

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