デジタル大辞泉
「くだくだ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
くだ‐くだ
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
※
今昔(1120頃か)
二三「
朽木などの和ならむを押砕む様に砕々と成るを」
※滑稽本・七偏人(1857‐63)四「
蒟蒻のやうな形
(なり)でくだくだ致し細く長い尻尾の」
② 繁雑でわずらわしいさま、しつこいさまを表わす語。→
くだくだしい。
※落語・相撲の
蚊帳(1896)〈三代目柳家小さん〉「くだくだ五月蠅
(うるさい)な、
人並と違って
乃公(おれ)が喧嘩する様な者か」
※
故旧忘れ得べき(1935‐36)〈
高見順〉一「ついクダクダと
説明の筆がのびて了った」
※平家(13C前)一一「劔をぬいて大蛇をくだくだにきり給ふ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報