前車の轍を踏む(読み)ゼンシャノテツヲフム

デジタル大辞泉 「前車の轍を踏む」の意味・読み・例文・類語

前車ぜんしゃてつ・む

前に行った車のわだちを、あとの車が踏んで行く。前の人と同じような失敗をあとの人が繰り返すことにいう。前轍ぜんてつを踏む。
[補説]「前者の轍を踏む」と書くのは誤り。
[類語]懲りずまに二の舞またぞろ性懲しょうこりもないてつを踏むてつを踏む改めてまたしてもまたまたたびたび何度よくしばしばちょくちょく往往ちょいちょいしきりしょっちゅう幾度頻繁頻頻しげしげ足繁くあまたたび再びまた重ねて再度再三再三再四再再又もまたもやくれぐれくれぐれも返す返すよくよくとくととっくり重重重ね重ね幾重にも念入り二度と二度と再びくどくどうだうだぐだぐだくだくだたらたらああだこうだ四の五の四の五の言う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「前車の轍を踏む」の解説

前車の轍を踏む

転倒した前の車のわだちのあとをたどる。前の人と同じ失敗をくりかえすことのたとえ。

[使用例] それだけであったならば無公害をうたったコンビナートがつぎつぎと前車の轍を踏むはずはない[伊東光晴*現代経済を考える|1973]

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