再三(読み)サイサン

デジタル大辞泉 「再三」の意味・読み・例文・類語

さい‐さん【再三】

ある動作二度三度も行われること。副詞的にも用いる。たびたび。しばしば。「再三にわたる勧告」「再三注意したが、聞き入れない」
[類語]あまたたびたびたび何度もよくしばしばちょくちょく往往ちょいちょいしきりしょっちゅう幾度頻繁頻頻しげしげ足繁く再再再三再四再びまた重ねて再度又又又もまたもや二度と二度と再びくれぐれくれぐれも返す返すよくよくとくととっくり重重重ね重ね幾重にも念入りまたぞろ懲りずまに二の舞性懲しょうこりもないてつを踏む前車のてつを踏むてつを踏む改めてまたしてもくどくどうだうだぐだぐだくだくだたらたらああだこうだ四の五の四の五の言う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「再三」の意味・読み・例文・類語

さい‐さん【再三】

〘名〙 ある動作が二度も三度も行なわれること。しばしばであること。たびたび。多くは副詞的に用いる。
※早稲田大学図書館所蔵文書‐天平勝宝七年(755)一一月一三日・相模国司牒「酬価欲買、願一定早報、勿再三者」
浮世草子日本永代蔵(1688)六「くすしも再三(サイサン)しんしゃく、取次の人も力を添」 〔漢書‐翟方進伝〕

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普及版 字通 「再三」の読み・字形・画数・意味

【再三】さいさん

二度三度。たびたび。〔易、〕初筮(しょぜい)にはぐ。再三すれば(けが)る。るれば則ちげず。

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