デジタル大辞泉
「中白」の意味・読み・例文・類語
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なか‐じろ【中白】
〘名〙
※
俳諧・新続犬筑波集(1660)一〇「みうらのるいぞひろく成ける 中しろのまくの上下つぎたして〈則常〉」
② 矢羽
(やばね)の
一つ。上下の端が黒く、中央の白いもの。
※義貞記(15C頃か)「兵具事。
上矢の鏑、竹の根を式とす、〈略〉羽は中白、
一説には鴾の羽、一をば鵠の羽とも云へり」
ちゅう‐じろ【中白】
〘名〙
① 玄米をなかば白いくらいに搗いた米。上白
(じょうはく)に次ぐもの。ちゅうはく。〔
日葡辞書(1603‐04)〕
② 味噌の
一種。
白みそと赤みその中間の、薄い茶色をしたもの。
※
滑稽本・
浮世風呂(1809‐13)三「中白
(チウジロ)とは
四方の味噌
(おむし)でございますよ」
③ 砂糖の一種。白砂糖と赤砂糖との中間の、薄い赤色をしたもの。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報