精選版 日本国語大辞典 「中折」の意味・読み・例文・類語
なか‐おれ ‥をれ【中折】
〘名〙
① 中央で折れかえり、またはくぼんでいること。
③ 「なかおれぼうし(中折帽子)」の略。
④ =なかおり(中折)②
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室町時代から江戸時代にかけて漉(す)かれていた和紙の一種。中折紙の略。20枚一帖(じょう)を二つに折って懐中紙としたところから、この名がある。1603年(慶長8)刊『日葡(にっぽ)辞書』には、小さな判の紙の名と説明されており、標準寸法は縦27センチメートル、横41センチメートルであった。1933年(昭和8)刊の渡部道太郎(わたべみちたろう)著『和紙類考』には「清帳(せいちょう)と同種類で書類や障子紙として用いる」とある。石見(いわみ)国(島根県)の石州(せきしゅう)中折、吉賀(よしが)中折、筑後(ちくご)国(福岡県)の柳川(やながわ)中折、紀伊国(和歌山県)の高野(こうや)中折などが有名で、そのほかに土佐国(高知県)、豊後(ぶんご)国(大分県)、薩摩(さつま)国(鹿児島県)などでも産出された。また中折ということばは、製本用語では16ページ掛けの刷り本を折り畳むときの第2回目の折をいう。
[町田誠之]
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