並行(読み)ならびおこなう

精選版 日本国語大辞典 「並行」の意味・読み・例文・類語

ならび‐おこな・う ‥おこなふ【並行】

〘他ワ五(ハ四)〙 二つ以上のことを同時に行なう。並行して行なう。多く、「並び行なわれる」の形で用いる。
※史記抄(1477)一一「なぜにと云は、事が多ければまぎれて、並行ばどれをも行不得事があらうずらうとてぞ」
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉四「恩威並行(ナラビオコナ)はれて人民も自から苦痛なきに似たり」

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デジタル大辞泉 「並行」の意味・読み・例文・類語

へい‐こう〔‐カウ〕【並行/併行】

[名](スル)
ならんで進むこと。「線路に―して道路が走る」
二つ以上のものが同時に行われること。「文化祭と体育祭が―して開催される」
[類語]並ぶ並列整列堵列とれつ行列列立林立分列櫛比しっぴ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「並行」の読み・字形・画数・意味

【並行】へいこう(かう)

並び行われる。並んでゆく。宋・陸游〔督下麦雨中夜帰〕詩 細雨、村墟(そんきよ)闇し 、廬舍(ろしや)を濕(うるほ)す 兩兩犢(とく)竝び行き 陣陣(からす)續き下る

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