精選版 日本国語大辞典 「途中」の意味・読み・例文・類語
と‐ちゅう【途中】
〘名〙
① 往来なか。みちなか。路上。
※凌雲集(814)「藤原冬嗣〈略〉和二菅祭酒秋夜途中聞レ笙之什一」 〔杜甫‐秋日虁州詠懐一百韻詩〕
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四「雪女を連て来りゃア途中(トチウ)で解(とけ)て終はア」
③ 世の中。世間。
※正法眼蔵(1231‐53)仏性「趙州いはく、為二佗知而故犯一。この語は世俗の言語としてひさしく途中に流布せりといへども」
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