バリケード

精選版 日本国語大辞典 「バリケード」の意味・読み・例文・類語

バリケード

〘名〙 (barricade) 市街戦などの際に、敵の侵入や攻撃を防ぐために、道路などを封鎖してつくる応急の防壁。また、それを用いた戦法。
※平民新聞(1907)明治四〇年三月二三日・直接行動の意義〈秀湖生〉「ブランキズム時代の暴動奇襲・市街戦(バリケード)と同一性質のものなる乎」

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デジタル大辞泉 「バリケード」の意味・読み・例文・類語

バリケード(barricade)

市街戦などの際に、敵の侵入や攻撃を防ぐために、道路や建物をふさいでつくる応急の防壁。
[類語]要塞防塞堡塁土塁防塁本塁孤塁堅塁城塞

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世界大百科事典 第2版 「バリケード」の意味・わかりやすい解説

バリケード【barricade】

道路や通路を遮断するために,舗石,車,樹木などで構築される障害物をいう。バリケードは,蜂起や反乱において敵の行動を封じるとともに,反乱側の内部結束を固めることを目的としている。バリケードという呼称はフランス語に発し,しばしば障害物として大樽barriqueが用いられたことに由来している。バリケードは,1588年,パリに初めて出現した。同年5月9日ギーズ公が国王の禁止にもかかわらずパリに入城したため,国王は軍隊によってこれを制圧しようとした。

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