まごまご(読み)マゴマゴ

デジタル大辞泉 「まごまご」の意味・読み・例文・類語

まご‐まご

[副](スル)まごつくさま。うろたえるさま。「道がわからずまごまご(と)した」
[用法]まごまご・うろうろ――「東京駅で新幹線ホームがわからずまごまご(うろうろ)してしまった」「妻は不意の来客にまごまご(うろうろ)してしまった」などのように、うろたえる意では相通じて用いられる。◇「まごまご」は、どうしたらよいかわからず、困惑しているようすを表し、「突然、スピーチ指名を受け、まごまごしてしまった」「財布が見つからず、まごまごした」「まごまごしていると、また留年だぞ」など、いろいろな状態に使える。◇「うろうろ」は動き回ったり歩き回ったりするさまを表す。「変な男が家のまわりをうろうろしている」「時間があったので、盛り場をうろうろした」のように用いる。
[類語]どぎまぎおたおたうろうろうろちょろどぎどぎそわそわもじもじもぞもぞへどもどおろおろしどろもどろぐじぐじぐずぐずいじいじ因循くよくようじうじちゃかちゃかそそくさあたふたうそうそふらふらよたよたちょこまかふわふわおどおどせかせかびくびくきょときょとこせこせぐらぐらせわしい倉皇せっかちあくせく気ぜわしい軽佻浮薄浮薄闇雲やみくも性急右往左往軽挙妄動後先なしうわずるうわつくうろたえる

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精選版 日本国語大辞典 「まごまご」の意味・読み・例文・類語

まご‐まご

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) まごつくさま、どうしてよいかわからないでうろたえるさまを表わす語。
洒落本・客衆肝照子(1786)地まわり「是から鉄ぽうをそそるべヱ。まごまごしてつかまるなよ」

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