ぐじぐじ(読み)グジグジ

精選版 日本国語大辞典 「ぐじぐじ」の意味・読み・例文・類語

ぐじ‐ぐじ ぐぢぐぢ

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
物言い物音などがはっきりしなくて、聞きとりにくいさま、また、口の中でつぶやくように、不平などを言うさまを表わす語。ぐずぐず。ぶつぶつ。
※波形本狂言・伊文字(室町末‐近世初)「其跡を、ぐぢぐぢと仰られてお帰りなされた」
態度などがはっきりしなくて、どっちつかずのさま、歯切れの悪いさまを表わす語。ぐずぐず。
洒落本・芳深交話(1780)「爰にぐぢぐぢ致しておろより」
人情本春色梅児誉美(1832‐33)四「モウモウぐぢぐぢしたいひわけをしなさいますな」

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デジタル大辞泉 「ぐじぐじ」の意味・読み・例文・類語

ぐじ‐ぐじ〔ぐぢぐぢ〕

[副](スル)物言いや態度などがはっきりしないさま。「いつまでもぐじぐじ(と)不平を言う」
[類語]ぐずぐずいじいじもじもじ因循くよくようじうじうろうろうろちょろどぎまぎおたおたまごまごどぎどぎそわそわもぞもぞ未練がましい名残惜しい惜しいもったいないあたら残念残り惜しい残り多い口惜しい惜しむ心残り物惜しみ未練愛惜痛惜後ろ髪後を引く去り難いしつこい執念深いねちっこいねついねちねち悪あがきうだうだ断腸の思い負け惜しみこだわる尾を引く執拗恋恋れんれん惜しげ思い残すたゆたう思い迷う忍びないちゃかちゃかそそくさあたふたうそうそふらふらよたよたちょこまかふわふわおどおどせかせかびくびくきょときょとこせこせぐらぐらせわしい倉皇せっかちあくせく気ぜわしい軽佻浮薄浮薄闇雲やみくも性急右往左往軽挙妄動後先なしうわずるうわつくうろたえる

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