どぎまぎ(読み)ドギマギ

デジタル大辞泉 「どぎまぎ」の意味・読み・例文・類語

どぎ‐まぎ

[副](スル)不意をつかれて、うろたえあわてるさま。「どぎまぎ返答に窮する」「指名されてどぎまぎする」
[類語]おたおたまごまごうろうろうろちょろどぎどぎそわそわもじもじもぞもぞぐじぐじぐずぐずいじいじ因循くよくようじうじちゃかちゃかそそくさあたふたうそうそふらふらよたよたやっさもっさてんやわんやちょこまかふわふわおどおどせかせかびくびくきょときょとこせこせぐらぐらせわしい倉皇せっかちあくせく気ぜわしい軽佻浮薄浮薄闇雲やみくも性急右往左往軽挙妄動後先なしうわずるうわつくうろたえる

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精選版 日本国語大辞典 「どぎまぎ」の意味・読み・例文・類語

どぎ‐まぎ

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 不意をつかれたり、圧倒されたりして、おどろきあわてるさま、うろたえあわてるさまを表わす語。
※絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初)「威儀も崩れて、心もどぎまぎとはふどしたり、うっかりとぬけたりする」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「お勢は周章狼狽(ドギマギ)してサッと顔を赧らめ」
② 混乱して、まぎらわしいさまを表わす語。
※歌舞伎・染分千鳥江戸褄(傾城重の井)(1868)中幕「これではどぎまぎと、さっぱり訳が分らなくなった」

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