おどおど(読み)オドオド

デジタル大辞泉 「おどおど」の意味・読み・例文・類語

おど‐おど

[副](スル)《「おずおず」(おづおづ)の音変化》緊張・不安や恐怖心で落ち着かないさま。「人前ではいつもおどおどしている」
[類語]あぶなあぶな不安考え事思案物思い心配気疲れ気苦労心痛心労懸念恐れ憂慮取り越し苦労杞憂悲観恐れる危惧きぐ危懼きく疑懼ぎく胸騒ぎ気がかり心がかり不安心心細い心許こころもとない憂い気遣いわずら怖い危なっかしいおぼつかない頼り無いおののく動揺心騒ぎ煩慮憂惧ゆうぐ憂懼ゆうく憂い事気遣わしい痛心鬼胎ひやひやはらはらどきどき恐る恐るこわごわおっかなびっくりおじおじおずおずびくびく恐れるこわがるおくするおびえるびくつくおじるおじける恐怖する恐れをなす案ずる気が気でないそぞろ足が地につかない気が揉める居ても立ってもいられない矢も楯もたまらない居たたまれない生きた心地もしない気になる気に病む悪びれる

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精選版 日本国語大辞典 「おどおど」の意味・読み・例文・類語

おど‐おど

〘副〙 (「おずおず(おづおづ)」の変化したもの。「と」を伴って用いる場合もある) 緊張したり恐れたりして、心が落ち着かないさまを表わす語。
浄瑠璃傾城八花形(1703)四「三人かなわに立ならび、をどをどふるうてゐたりけり」

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