デジタル大辞泉
「隅」の意味・読み・例文・類語
すま【▽隅】
すみ(隅)のこと。多く地名の「須磨」にかけて用いる。
「播磨路や心の―に関据ゑていかで我身の恋を留めん」〈山家集・中〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
すま【隅】
※山家集(12C後)中「播磨路や心の
すまに関据ゑていかで
我が身の恋をとどめむ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ぐう【隅 yú】
中国,宋代以後,都市の城内,城下の市域に設けられた区画の呼称。宋代,都市の発展,変貌にともない,その区画も唐までの坊のほかに軍事・警察を主とした廂(しよう)が出現したが,12世紀以後になると防火の管轄区分として隅があらわれる。南宋の国都臨安では城内を14隅に分け,望楼や消防夫を置いたが,しだいに治安維持の任務をも兼ねはじめ坊隅という呼名が定着した。隅は元・明と受け継がれ,音通で意味を含ませて防虞とも言われる。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報