デジタル大辞泉
「都」の意味・読み・例文・類語
みや‐こ【都】
《「宮処」の意》
1 皇居のある土地。「都を定める」「京の都」
2 その国の中央政府の所在地。首都。首府。また一般に、人口が多く、政治・経済・文化などの中心となる繁華な土地。都会。「住めば都」
3 何かを特徴としたり、何かが盛んに行われることで人が集まったりする都会。「音楽の都ウィーン」「水の都ベニス」
4 天皇が仮の住居とする行宮。
「秋の野のみ草刈り葺き宿れりし宇治の―の仮廬し思ほゆ」〈万・七〉
[類語]首都・首府
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都
と
道府県と同列である普通地方公共団体の一種。都は、市町村を包括する広域の自治体という点で府県と同じであるが、特別区が置かれている点で府県と異なる。これは、1943年(昭和18)に東京市・東京府を廃止して東京都制が制定されたことによる。現在、都は東京都だけであるが、制度上は他の大都市所在の府県を都とすること(例、大阪都)は可能である。
[高木鉦作]
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と【都】
〘名〙
① みやこ。都会。〔書経‐説命中〕
② 地方公共団体の一つ。道府県と同じ資格をもつもの。東京都がこれにあたる。また、東京都の略称としても用いる。
※地方自治法(1947)二八三条「都の区は、これを特別区という」
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都
みやこ
現都町に比定される。薩摩国建久図田帳には薩摩郡三五一町三反のうちとして「都浦十町」がみえる。島津庄と相論中の地で、名主万
は在庁官人武光師高であろう。応永三五年(正長元年、一四二八)九月二日、名字の地を所望した宮古若狭守久種に薩摩郡のうち宮古村一〇町が総州家島津犬太郎丸(久林)から宛行われた(「島津犬太郎丸宛行状」島津伊久系図)。天正二年(一五七四)夏頃には北郷時久が都名一〇町を知行していたが、島津氏の命により返上、同所は島津朝久に与えられた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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